2016年を振り返って

2016年12月31日 20時39分 | カテゴリー: 子ども, 思うこと, 活動報告, 環境・ごみ, 議会報告, 防災, 食・給食

2016年も間もなく終わります。

この1年の議会での出来事で印象に残ったことを振り返ってみました。

 

その1 市長の交代

稲葉市長が引退し、その後継候補を破って当選したのが西岡市長。
私が応援した候補の「選挙の時に応援していないからといって穿った見方をするのではなく、必要な意見・声をあげ、指摘するところは指摘し、褒めるところは褒め、協力すべきところは協力して頂きたいです。」という言葉を胸に、それが小金井にくらす人のためになるならば協力すべきところは協力しようとしましたが、そこに手が届く前に1年が終わってしまったというところでしょうか。

指摘するところは指摘する、というのは議員の仕事の基本中の基本。でも、市長の考えが見えにくかったために、職員に探りを入れることは格段に増えました。

その2 はけを壊して都市計画道路を作る?!

東京都が10年ごとに策定する「東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)」に、国分寺崖線(はけ)を分断する2本の都市計画道路が優先整備路線として載っていることが分かったのは昨年12月。東京都がパブリックコメントを募集するタイミングでした。
はけから地下水が湧き出して野川に注いでいます。道路ができれば、はけは壊され、野川への地下水の供給源は絶たれてしまいます。はけの景色や文化も消してしまう。そんな道路はいらない!と多くの市民が立ち上がりました。都市計画道路建設推進派もこの動きは無視できなかったようです。

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その3 暫定予算になる

西岡市長が初めて提案した予算は賛成2反対21で否決され、13年ぶりに暫定予算となりました。新刊図書の購入費用も講座のための補助金もカットされ、新規事業のいくつかも予算がないために取り組めなかったものがあり、市民生活に影響が出ました。

その4 視察報告会 ~会派で行けたからできたこと~

建設環境委員会では、金沢市の自転車施策と東大阪市の都市計画道路の見直しを視察する予定でしたが、暫定予算のためご破算に。しかし、会派視察として相手市に対応していただくことができたので、希望する議員で視察に行きました。林、百瀬、坂井の3人で視察報告会を行うことができたのは、会派視察だったからこそです。視察後の報告会は、厚生文教委員会が大阪の大空小学校を視察した後に市民から求めがあってやっていますが、報告会をやることを念頭に視察に行ったのは初めてのことでした。
視察前の調査や報告会について厳しいご意見をいただきました。反省点は多かったと思っています。しかし、議員個人としてではなく、複数の議員が合同で報告をしたことには意味があると思っています。このような報告会を委員会として行うのが次の目標です。

その5 ゼロベースで見直し

庁舎の複合化は、市長の「庁内にプロジェクトチームを立ち上げて検証」「防災機能を強化した庁舎、福祉会館の先行建設」という発言の変遷があり、8月末に提出された庁内プロジェクトチームの最終報告書も、議会から求められた「財源計画」「スケジュール」「福祉会館単独建設と複合化の比較衡量」が示されない状態のものでした。各会派がそれぞれに意見を言うしかない状態だったのです。議会は市長から出された提案を審議し判断する、ということはやってきていますが、提案前の事件について議会としての見解をまとめるということは、これまでほとんどやってきていません。食育基本条例や議会基本条例などの議員提案の条例策定は経験していますが、新福祉会館の建設場所については会派ごとに主張に違いがあって、まとまる状況にはありません。

10月4日の市長報告での発言は公約撤回にもあたるのに、市長はそれを認めませんでした。12月20日の市長報告で、

・新庁舎及び新福祉会館は、平成33年度竣工を目標とする。

・関連予算及び更なる検討の成果等については、平成29年第1回定例会にて示すこととする。

という新たな方針を発表しましたので、第1回定例会にどんな予算、検討の成果が出てくるのか、注意深く見守りましょう。

 

その6 議会報告会

3月に小金井市議会基本条例ができました。当選してすぐに策定代表者会議に加わった一人としては「ようやく」という思いがあります。
議会基本条例には「議会は、市民への説明責任を果たすため、議会報告会を年1回以上開催するものとする」という条文があります。10月23日、条例ができて初めての議会報告会を行いました。「毎定例会ごとに報告会を開いてほしい」という声は多くありました。報告会後の実行委員会で提案しましたが、「12月定例会後の1月、やってもいいですよ。でも、条文は年に1回以上ですからね。1月にやったらあとはやらないということでもよければ、どうぞやってください。」そう言って反対した議員がいたこと、忘れません。

その7 防災訓練に給食料理員の参加を呼びかけ

毎年秋に行う市の防災訓練ですが、炊き出し訓練は自衛隊がやっています。給食調理員を避難所運営の時に炊き出し要員としてきちんと位置付けてほしいというのは、給食を守る会の要望でもありました。しかし、防災計画では運営の一員に位置付いているものの、その技術が生かせる形ではありませんでした。今年の会場だった東京農工大学にはかまどベンチがあり、これを使おうと考えた地域安全課長が「豚汁づくりを調理員にお願いできないか」と声をかけてくれたのです。日程の関係で実現はしませんでしたが、第一歩は踏み出せたと思っています。調理員の技術が、日々の給食調理の他に市民にとって有益な資源であることを多くの人に知っていただく日も近いです。

 

その8 保育料の値上げと子ども子育て会議

2004年以来(2012年には年少扶養控除廃止に伴う激変緩和をせずに値上げになっている)の改定による値上げ。子ども子育て会議に諮問し、その答申を得ての保育利用料改定だと市は言います。「利用料だから市民説明会の開催はなじまない」とも。でも、子育て世代にとっては大きな問題です。きちんと説明して理解を求めるべきではないでしょうか。未だに市の考え方に納得できずにいます。

子ども子育て会議は子ども子育て支援法ができる前は「のびゆくこどもプラン推進市民会議」という、小金井市の子育ち、子育て支援施策の推進状況を確認する機関でした。ここに、保育に関する諮問事項が加わり、施策の推進状況の確認が駆け足になってしまっています。委員には各団体の代表も入っているので、それぞれの知見を交流しながら進捗状況を確認し、それまで知らなかった施策への関心を深める時間にもなっていたのに、非常に残念です。この会議体のあり方も考え直さなければいけないし、子育ち、子育て支援施策の位置づけも見直さなければ、優先順位はどんどん下がってしまう危機感があります。

 

 

 

私の1期目の議員としての任期も残り4ヶ月です。せっかく当選させていただいたのに、迷いながら議員活動をしていた時期もありました。昨年は末っ子が中学3年生で、彼女自身も不安だったのでしょう。それを十分に支えられないことに苦しみました。「もう議員は続けられない」と思ったことも2度や3度ではありません。

市長選挙で、議会改革の先頭を走っていた人がいなくなりました。「では、だれが先頭を走るのか」と考え、他の議員を見渡した時、それぞれの持ち場で活躍している方々が議会改革で先頭を走ることはないかもしれない、と感じた時に「では自分が」と思いきることができました。自分自身が吹っ切れたこと、そして娘が高校に上がり、落ち着きを取り戻したころから、やりたいことも増えてきました。こんな私ですが、「がんばって」と声をかけてくださる方がいます。その声に応えられるように、これからも歩み続けようと思います。

 

1年間、みなさまにはお世話になりました。ありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。みなさま、どうぞよいお歳をお迎えください。